中国国際航空の情報をたくさん集めました。
今回のツアーでは、当初航空会社は日航、全日空、中国国際航空、中国東方航空のいずれかとなっていた。格安ツアーの場合価格重視なので、当然中国系航空会社になるものだとばかり私は思っていた。もしたとえ日航や全日空の便名で確約されていても、オペレーションは中国系であろうとも。
ところが蓋を開けてみれば日本航空。これには正直驚いた。日系航空会社ということをまったく期待していなかった私たちにとってはとても幸運に感じたが、一体HISはどう言う価格交渉をしているのか、不思議でしょうがない。でもこの日航の手配のおかげで、改めて日系航空会社の品質の高さを実感した・・・。
HIS指定の関空発上海行きJL便は14:40。そのせいか空席も目立つ。我々はボーディングしシートに着席すると間もなく、感心するような事があった。
我々の元にキャビンクルーの一人が訪れた。そして身を屈めるようにして、「worldspanさんでいらっしゃいますか。」と尋ねた。ビジネスクラスでは名前で呼ばれることは一般的にあるし、日本航空であれば、海外出張等で頻繁に利用していると、機長が直々に挨拶に来ることだってある。私も確かに以前日本航空の利用頻度は多少あったが、それでも挨拶にこられるようなこともなければ、マイレージカードのサービスステイタスが高いわけではない。
機材はB767-300、エコノミークラスで202席あり、そのうち40席程度は空席とはいえ、それなりに乗客は乗っている。そんな中エコノミークラスで、しかも私のところにピンポイントで訪れ名前を呼ぶのには理由があった。
予想もしていないことに私たちは驚きながら返事をすると、「いつも日本航空をご利用頂きましてありがとうございます。大変失礼なお話になるかもしれませんが、奥様が妊娠されていらっしゃるとお聞きしております。本日の体調は問題ございませんか?」と一目をきにするように小さな声で気遣いの言葉をかけてくれた。
航空機利用の産前周期の制限がかかっていないとはいえ、念のため旅行会社には予め妻の事は申し伝えていた。もちろん航空券手配の際に日航サイドにもこの事は連絡されている。その為チェックインの時、GSに体調の事や産前周期の口頭での確認がなされた。機内にももちろんその情報は共有されているが、まさか着席まもなくにサッと来られるとは。
「本日は後方座席に空席が多くございますので、広い三列席で横になっていただいても構いません。今からでもお移りになられますか?」と、提案を頂いた。我々は既に着席して出発に備えていたので、体調次第で移らせてもらう旨を丁寧に返答すると、「何かございましたらすぐに私どもをおよびください。」と丁寧にお辞儀をされた。
この時我々は、日系は流石だな、と感心した。恐らく全日空でも同様の配慮はなされるだろうが、外資系航空会社ではそこまでの気遣いは行わないだろう。スタッフはしっかりと出発前のブリーフィングを行っていることもよくわかった。こうした気配りは日本ならでは、日本人の国民性が反映しるものだろう。以前海外出張が多い時、私は日航を頻繁に利用していたので品質の高さは良くわかっているが、改めて日航のレベルの高さを実感した一幕だった。その後もCAは世間話も交えながら話しかけてくれ、この日のように天候不良で揺れの多いフライトでは「いつも気にかけていますよ」、という心くばりは乗客に安心感を与え、ありがたいものだ。
バックパッカーをしているとき、日系の航空会社は高嶺の花だった。学生の時に何度も訪れていたモスクワにこそ日航が就航していたが、アエロフロートのような破格の値段のチケットがあるはずもないので見向きもしなかった。別に日系なんて!、そのころは安けりゃどこでも良いと思っていた。ところが海外出張での利用ともなると、仕事のサンプルや商品をハンドキャリーすることもあるので、保証や融通のよさから日系を利用して初めて飛行機の品質の高さを実感した。若い時分にはこれがわからなかったのだが、今では値段が高くても日系を使う人たちの理由も何となくわかるようになった。日本のエアラインランキングでは日系がトップに来ることは久しくないが、全日空も品質が高いのはもちろん、日本のナショナルフラッグキャリア、日本航空も捨てたものじゃない・・・。